書き留めるもの

バーカ!

色々あるよね

 

あの子の方が人気者だけど

私の方がきっと格好いいし

あの子の方が人気者だけど

私の方がきっと曲をたくさん知っている

あの子の方が褒められてるけど

私の方が頑張ってるし、

あの子の方が……

って、いつまでもいつまでも誰かと比べてしまう癖が治らない。

 

小さい頃から争いごとは嫌いだったのに

いつしか競り合うようになって

エゴが生まれて

落ち込んだり、悲しくなったり、苦しくなったりするようになった

 

それまで本気で何かをしたことがなかったのに

バンドを始めて全てを賭けてみたくなった

 

バンドって、遊びだと思われたり

本気だという気持ちが、伝わりづらいものだと思う。

 

現に、バンドしてるというと、

「部活で?」と返されることが大半だ。

高校生だし、CDを出すくらい、バンドを前に前に進めているとは思ってもみないんだろう。

舐めてるつもりはなくても

そんな気がしてならない。

 

でもそういう人に対して

「そんな感じです」

と笑って答えているワケは、

それ一本でご飯をたべれるほどではないということ、関係が変な感じにならないようにしたいから、以外に言った所でしょうがないという気持ちの虫がわんさか沸いてくるからだ。

 

興味を持ってくれない人に長々と話すほど私は暇じゃないし、そもそもそんな人と密に関わろうなんて一度も思った試しがないからもういいやとなるのである。いつだってそうだ。うじうじと言いたいことを言葉にできずに

どうせわかってもらえないと自己完結して

腹が立って、むしゃくしゃしてどうしようもなくなる。何も解決なんかしないのに、気を遣って切り出せずに逃げてしまう自分が嫌いだ。

それでも現実から目を背けて部屋に籠る生活のなかで

唯一の救いとなるのが「バンド」だった。

唯一本音を言っても許容してくれる場所が「舞台」だった。

 

だからこそ、バンドも、ライブも大切にしていかなくちゃならない場所で、ここを失くしたら何もなくなってすっからかんになるのだから、意地でも掴んでいなくちゃならないのだ。

 

違法アプリでしか音楽を聴かない私の好きだった彼、貞操観念が緩い元バイト先の社員、変に気を遣ってくる知り合い、ネットでしか「ひかりのなかにってバンド良すぎる…」とか言わない奴等、私を転校まで追いやった教師、仲間外れにしたアイツ、挙げたらきりないくらいに溜まり続けてく私の中の行き場のない怒りが大きな大きな爆弾となり爆破させることを、唯一素敵だと言ってくれる場所を持っているんだから、大切にしたいし、自慢したいのだ。

 

アイツはああなのに、私なんか……と言ってる場合じゃない、弱気な自分を奮い立たせて、いずれ貴方が私達の曲で勇気をもってもらえるようになるために曲を書き、歌いたいとそう思っている。

 

色々なものが、着々と進んでる段階

目を離してるとすぐに置いてっちゃうよ、ちゃんと見てて欲しい、これは本音です